コラム:香港の賃貸契約書 Tenancy Agreement

香港の賃貸契約書 Tenancy Agreement

香港の賃貸契約書 Tenancy Agreement

香港でビジネスをする限り、オフィスや店舗などを借りる事は必須でしょう。

一般的に香港は、圧倒的に大家側が強く、特に日系が入りたがるようなショッピングセンターは大手のデベロッパーの物件ばかりのため、契約書の内容を変更できる可能性は低いケースが多いかもしれませんが内容をよく理解しておくことは必須でしょう。『不動産屋の担当者はこう言った。こう約束してくれた。』と言っても契約書に記載されていないとその証明は難しいかもしれませんし、それには多大な費用と時間がかかります。

香港の賃貸契約書はもちろん物件によりますが、大家が大手デベロッパーの場合は100ページ近いものもあります。この大量の契約書をただ翻訳するだけでは、費用対効果はあまりなさそうに感じています。

賃貸契約書のレビューをご依頼頂いた場合は、注意しておいた方がよいポイントや確認などを日本語で箇条書きに羅列していますが、これは日本の本社への報告にお役に立てているようで、新しい物件を借りられる度にご依頼頂いています。契約書の厳しさが他の物件と比べてどうなのか。それでもこの物件を借りるのか。香港の契約書をたくさん見ている弁護士だからこそアドバイスが出来ますし、内容によっては修正したりします。また更新の際には、以前とどう変更されたのかについても記載していますが、これも喜ばれているようです。

香港は契約書が非常に重要です。特に、賃貸契約書は、かなりの高額となることも多いため弁護士にレビューしてもらうことは得策かもしれません。

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