最近驚いて感心したこと@香港
- 2021年09月03日
- カテゴリ:コラム
『この人達はヤクザの手下で、駐車で稼いでいる。』と、あるエリアをアンディ弁護士と歩いていた時、言い出しました。
椅子に座りお喋りしてしている60歳位のおじさん2人や手持ち無沙汰に携帯をいじっている若者がいます。けれど入れ墨が入っている訳ではなくごくごく普通の見た目です。確かに、ゴミ捨て場から拾ってきたような椅子を道端に勝手に置いているのは少し奇妙には感じましたが、『家が狭くて外で涼んでいるのかな。政府のマンションでは外で碁とかやっている人がたくさんいるので、そういう感じかなぁ。』とこの人達がヤクザとは全く信じていませんでした。
そんな中、警察の広報によるこんなニュースが出てるとアンディ弁護士から言われました。
なんとあの人達は、本当に駐車代で月に30万香港ドルも長期間に亘り売り上げていたようで逮捕されたようです。
この出来事自体が分かるかどうかは、大した話ではありませんが、以前から薄々感じていましたが、アンディ弁護士が弁護士であり知識や経験のベースがあるのを抜きにしても、アンディ弁護士と同じものを見ても捉えられる情報量が違うということをはっきりと実感しました。私ももう在港18年になり広東語も日本人としては比較的出来る方で、香港のニュースも時々チェックしています。それでも所詮は香港では外国人。日本的な考えを元に考えてしまう癖は抜けきれませんし、これは一生変われない気がします。
日本人のクライアントと接していて、刑事、民事を問わず日本的な考えを元に判断されるためのトラブルを様々見聞きます。香港の案件であれば、だからこそ香港人弁護士にお願いする強みがあると思わされます。